アイロンで巻くのが苦手な人にパーマでbefore/after

今回のお客様は、スタイリストになる前からお世話になっている方です。

夜勤後でヘトヘトな状態で来てくれたので、パーマの放置中は頭がすごい角度でした笑

いつもお疲れ様です😊

今回のオーダー。

前回来たときにアイロンで巻いてスタイリングした髪型が気に入ったからパーマで同じようにしたいというオーダーでした!!

ボブを全体を巻くのは難しいのでパーマで簡単に可愛くなりたい!!

今回の提案。

今回一番大事なのは、簡単にスタイリングできることです。
パーマのスタイリングで一番簡単なやり方は根本だけ乾かしてワックスやムース、オイルをつける方法です。

少し強めにかけて、バーっと乾かすのもありですが、表面のウェーブを出すのに少しコツがいるので今回はジャストの強さでかけます。

少しかかりにくい髪質なので、2つの薬をミックスして行います。

毎回パーマをかける方ではないので、家での再現性が高いスタイリングを選び、それあったパーマをかけます。

Before

前にかけたパーマが少し残っていますが、乾かすとほとんどわからないくらいです。
カットは動きが出やすいように隙間を作りながらも、毛先の重みを大事に残します。
毛先の軽さはデザインのテイストを決める大事な要素です。
コンサバティブとモードでは残し方が変わります。
おしゃれに見せたい方も重めに残しておいた方がいいです。

ベースのボブの形を変えないように表面だけレイヤーを入れてより動きを出しやすくします。

疲労限界で倒れそうです笑

パーマはボリューム出す巻き方とウェーブをしっかり出す巻き方をミックスして巻きました。

この時にアイロンで巻いた時にどうやって巻くかを意識します。
ロッド1つ1つに巻く髪の毛の量も細かすぎるとバサバサに見えたりするので気をつけていきます。

髪が細くて傷みやすいですが、弱すぎてもかからないので、それにあったものを使用します。

パーマが終わって、濡れている状態です。

この時の動きを残しながらスタイリングするイメージが大事です。

タオルでしっかり水分をとってソフトワックスを揉み込みます。
形を崩さないように根本かた弱めの風で乾かします。

乾かし終わった後、少し引っ張りすぎたなと思ったらスプレーとかで少し濡らせばウェーブが出てきます。

引っ張らないように乾かせば濡れた時のウェーブの形のままスタイリングができます。
オイルでスタイリングすればウェットっぽいスタイルもできます。

どんな髪型にしたいかも大事ですが、どうしてしたいとかどんな気分かとかそういうことをちゃんと理解しているかがヘアデザインを決める上でとても大事です。
お客様の一つ一つの言葉の点を繋いでいくことで見えることがあります。

想像力を持って一人のお客様の生活を少しでも楽しくするの美容師です。

読んでいただき有り難うございました!!